2005年10月15日(土) 11時18分
弁護人無断欠席で審理中断 熊本地裁で半年間(共同通信)
覚せい剤取締法違反罪で起訴され熊本地裁で公判中の男性被告の私選弁護人が、公判を2度にわたって無断欠席し審理が半年以上中断していたことが15日、分かった。
同地裁は14日に開かれた公判で、職権で国選弁護人を付ける異例の手続きに入った。
私選弁護人は、熊本市の男性弁護士(52)。今年3月下旬、損害賠償の依頼を放置したなどとして、熊本県弁護士会から懲戒処分を受けていた。その後、公判を無断欠席し、4月には事務所を閉鎖。県弁護士会が法廷に出るよう指導していたという。
刑事訴訟法では、3年以上の懲役、禁固の刑に当たる事件では、弁護人なしで審理できない。弁護人が出頭しないときは、裁判長は職権で弁護人を付けなくてはならないと定めている。
(共同通信) - 10月15日11時18分更新
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