2005年10月15日(土) 10時14分
薬事法違反 医薬品会社社長ら逮捕 朝鮮総連系団体も捜索(毎日新聞)
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警視庁の家宅捜索を受け、会見する金萬有科学振興会の姜恵文事務局長(中央)ら=東京都足立区で14日午後6時45分、小出洋平写す |
無許可で医薬品を製造販売したとして、警視庁公安部は14日、医薬品会社「エムジー製薬」(兵庫県芦屋市)社長、玄丞培(ヒョンスンベ)(69)▽インターネット関連会社「メディア・コマース・リボリューション」社長、鄭明洙(チョンミョンス)(53)の両容疑者を、薬事法違反(無許可販売、未承認医薬品の広告)の疑いで逮捕した。
調べでは、玄容疑者は、高麗ニンジンなどから作った「不老参シルバー」の販売許可を得ていないのに、昨年5月〜今年4月、東京・世田谷の男性など2人に計6セットを約9万3000円で販売した疑い。鄭容疑者は今年4〜9月、厚生労働相の承認を受けていないこの医薬品を、自社が運営するインターネットサイトで「ガンやHIV(エイズウイルス)に効く」などと広告した疑い。
玄容疑者は雑誌で「自分の肺ガンを手術せずに朝鮮人参で治した」と紹介され、その効能をアピールするなどしていた。
玄、鄭両容疑者は、在日本朝鮮人総連合会の傘下団体「在日本朝鮮人科学技術協会」(東京都文京区)の副会長で、玄容疑者が財団法人「金萬有科学振興会」(足立区)の理事。公安部は、エムジー製薬に加え、両団体など計11カ所を捜索し、医薬品原料や資料などを押収した。
(毎日新聞) - 10月15日10時14分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051015-00000011-maip-soci