2005年10月14日(金) 17時19分
米国がワースト1、過去6か月間の「スパム送信国ワースト12」——ソフォス調べ(japan.internet.com)
ソフォス は13日、過去6か月間のスパムの最多配信国ワースト12に関するレポートを発表した。
ソフォスの脅威解析センター「SophosLabs」が2005年4〜9月に受信した全スパムを分析したところ、スパム送信国ワースト1は
前回調査 と同様アメリカ。しかし、アメリカは依然としてスパム送信ワースト1に挙げられてはいるものの、送信数では世界のスパムの割合と比較すると昨年より実質的には減少している。
一方、ソフォスによると60%以上のスパムがゾンピ化したコンピュータによって送信されているという。このような状況の変化は、スパム送信者がハイジャックされたスパム送信用のコンピュータと同じ国にいる必要がなく、世界中のどのコンピュータでも利用できることを示している。
スパム送信国ワースト12は、1位がアメリカ26.35%(昨年41.50%)、2位韓国19.73%(11.63%)、3位中国(香港含む)15.70%(8.90%)、4位フランス3.46%(1.27%)、5位ブラジル2.67%(3.91%)、6位カナダ2.53%(7.06%)、7位台湾2.22%(0.86%)、8位スペイン2.21%(1.04%)、9位日本2.02%(2.66%)、10位イギリス1.55%(1.07%)、11位パキスタン1.42%、12位ドイツ1.26%(1.02%)。
アメリカ、韓国、中国からのスパムが全体の50%以上を占めているものの、アメリカとカナダはスパム送信者の比率を軽減させることに成功している。アメリカのコンピュータから送信されるスパムの急減には、スパム送信者への実刑判決、法律の強化などの要因があるとソフォスでは見ている。
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(japan.internet.com) - 10月14日17時19分更新
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