2005年10月14日(金) 19時17分
<リフォーム詐欺>サムニングループ幹部に実刑 東京地裁(毎日新聞)
サムニングループによる住宅リフォーム詐欺事件で、詐欺や特定商取引法違反(不実の告知)などの罪に問われた「サムニンイースト」(東京都千代田区)の元地域担当部長、鎌田悟被告(29)に対し、東京地裁は14日、懲役2年(求刑・懲役3年)を言い渡した。大熊一之裁判官は、リフォーム詐欺が社会問題化していることを重視したうえで「極めて巧妙、狡猾(こうかつ)で、一般消費者である被害者の心理を手玉に取る悪質な犯行」と断罪した。
同グループの事件では5人が起訴され、判決は初めて。今月5日にはグループの親会社「エム・エイチ・エス」(中央区)の役員ら2人が詐欺容疑で逮捕されている。
判決によると、鎌田被告は昨年2月、茨城県内の男性の家を訪ね、家屋に損傷はなく、専門的な知識や能力がないのに「コンクリート基礎にひびが入っている。このままでは基礎が家の重みに耐えられない」などとうそを言って床下改修工事の契約を結び、代金約145万円をだまし取るなどした。【佐藤敬一】
(毎日新聞) - 10月14日19時17分更新
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