2005年10月13日(木) 00時00分

教員のパソコン盗難 生徒の個人情報保存 （東京新聞）

　市原市立八幡東中（同市菊間、織田島修校長）の職員室から、教員のパソコンなどが盗まれたことが十二日、分かった。同校は市原署に被害届を提出している。市教委のマニュアルに反し、パソコンには生徒五十七人分の成績や電話番号などが保存されていたという。

　同校などによると、十日午前零時ごろ、校舎一階の職員室の警報機が鳴ったため、警備会社の警備員が駆け付けたところ、職員室の机の上にあったノートパソコン二台と、デスクトップパソコンの液晶モニターが無くなっていた。引き出しを物色した形跡もあった。何者かが窓ガラスを割って侵入したらしい。

　ノートパソコンは教員の私物で、二年生二十七人分の観点別評価の資料、同じ部活動をしている一−三年生三十人分の名前と電話番号が保存されていた。

　同市教委の管理マニュアルでは▽個人情報をパソコンに保存しない▽ノートパソコンは鍵のかかるロッカーなどに保管する−ことを定めていたが、いずれも守られていなかった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20051013/lcl_____cba_____004.shtml