2005年10月13日(木) 22時33分
ソフォス、スパム配信国ワースト12を発表。米国は比率を下げるも依然ワースト1(RBB TODAY)
法人向けウイルス/スパム対策大手のソフォスは13日、過去6か月のスパムの最多配信国ワースト12に関する最新のレポートを発表した。
世界各地に展開する脅威解析センターSophosLabsのリサーチャーが、2005年4月から9月に受信した全スパムを分析した結果、スパム送信国ワースト1は前回と同様アメリカになった。しかし、アメリカからの送信数は昨年よりも減少しているという。これは、スパム送信者への実刑判決や法律の強化、そして優れたセキュリティシステムなどの要因があると見られる。
一方でソフォスは、60%以上のスパムが、ゾンピ化したコンピュ−タ(マルウェアによって乗っ取られたコンピュータ)によって送信されていると述べている。そのことは、スパム送信者が必ずしも乗っ取られたスパム送信用のコンピュータと同じ国にいる必要がなく、世界中のどのコンピュータでも利用できることを意味している。
スパマーは犯罪行為を成功させるため、ウイルス作者やハッカーとの連携を強めており、世界中の保護されていないコンピュータを、スパムの送信だけでなく、さまざまな攻撃に利用し始めているという。ソフォスではこうした現状に鑑み、すべてのコンピューターユーザーは、スパムに対抗する義務を負っていると言える、としている。
スパム送信国ワースト12は次のとおり。かっこ内は各国の昨年、同時期の送信比率を示す。
1位:アメリカ 26.35%(41.50%)
2位:韓国 19.73%(11.63%)
3位:中国(香港含む) 15.70% (8.90%)
4位:フランス 3.46%(1.27%)
5位:ブラジル 2.67%(3.91%)
6位:カナダ 2.53%(7.06%)
7位:台湾 2.22%(0.86%)
8位:スペイン 2.21%(1.04%)
9位:日本 2.02%(2.66%)
10位:イギリス 1.55%(1.07%)
11位:パキスタン 1.42% (-)New Entry
12位:ドイツ 1.26%(1.02%)
そのほか:18.88%(18.10%)
(RBB TODAY) - 10月13日22時33分更新
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