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2005年10月12日(水) 00時00分

『腸壁の弱さ 予見できた』 内視鏡検査で腸に穴 東京新聞

 平塚市民病院で内視鏡検査を受けた際、過失により腸に穴を開けられ、人工肛門(こうもん)を余儀なくされたとして同市内の女性(89)が平塚市に約二千四百九十七万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が十一日、横浜地裁小田原支部であり、松田清裁判長は医師の過失を認め、市に約四百八十四万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は二〇〇二年十二月十八日、左下肢痛を訴え同病院に入院し、下血などが見られたため同二十七日、内視鏡による大腸検査を受けた。この際、医師は腸壁が弱くなっていた可能性を予見できたのに注意義務を怠り、直腸に穴を開けてしまった結果、女性は人工肛門での生活を余儀なくされた。

 大蔵律子平塚市長は「判決を重く受け止め従いたい。医療事故はあってはならないことで患者、ご家族におわび申し上げます」とコメントした。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20051012/lcl_____kgw_____001.shtml