2005年10月12日(水) 13時35分

＜闇サイト＞男が日常的に金銭を無心（毎日新聞）

　東京消防庁渋谷署の女性救急隊員（３２）が闇サイトを通じて交際相手の妻の殺害を依頼した事件で、交際相手の同署救急隊、町田貞稔容疑者（３２）＝傷害容疑で逮捕＝が、「デート１時間に２０００円よこせ」などと女性隊員から日常的に金を無心していたことが分かった。警視庁捜査１課は、町田容疑者の度重なる暴力や金銭の要求が交際相手の女性を追いつめたとみている。
　町田容疑者と女性隊員は、０１年９月に女性が同署に配属されたのをきっかけに交際を始めた。町田容疑者はデートのたびに女性隊員に金銭を要求していたが、次第に金額をエスカレートさせ、受け取った総額は５００万円に上っていた。
　一方、町田容疑者は妊娠した妻を大切にしており、こうした態度に女性隊員が恨みを募らせ、妻の殺害依頼につながったとみられる。女性隊員は「（町田容疑者が）奥さんばかり大事にするので復しゅう心が芽生えた。奥さんや子供がいなくなれば、（町田容疑者を）苦しめることができると考えた」と話しているという。
　町田容疑者は、旅行先の静岡県の旅館で、女性隊員に暴力を振るい、けがを負わせたとして１１日に傷害容疑で逮捕された。【宮川裕章、鈴木泰広、川上晃弘】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051012-00000063-mai-soci