2005年10月12日(水) 14時50分
エアガン改造品・部品の競売出品規制へ…ヤフー(読売新聞)
改造エアガンによる発砲事件が相次いでいる事態を受け、国内最大のインターネットオークションを管理・運営している「ヤフー」(本社・東京都港区)は12日、原則としてエアガンの出品は未改造の市販品だけに制限し、改造エアガンや、威力を高めるための改造用部品の出品を規制する方針を決めた。
改造用部品そのものは銃刀法などに違反しないが、一部の部品を使って市販のエアガンを改造すると、殺傷能力を持つ違法エアガンが出来上がってしまうため、部品についても出品規制に踏み切ることにした。
同社は同日中にも、オークションサイト上で対策を公表する。出品中の改造用部品などについては、同日中に削除を始める予定。
今後、改造用部品などの出品を見つけ次第、削除するとともに、危険性の高い部品や悪質な出品者については、警察に通報することもあるとしている。
改造エアガンを巡っては、警視庁が先月、改造用部品や金属製の弾などを販売していた部品販売業者ら3人を銃刀法違反のほう助容疑で逮捕している。この業者らはネットオークションで堂々と改造用部品を販売していた。
ヤフーではこれまで、「改造用部品や金属弾自体は、銃刀法に違反せず、出品を禁止する理由がない」などとしてきた。
(読売新聞) - 10月12日14時50分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051012-00000206-yom-soci