2005年10月11日(火) 00時00分

「治らないと思っていた」が患者には「治る」とウソ（ZAKZAK）

　東京都西東京市の診療所でがん患者が遠赤外線治療名目で現金をだまし取られた事件で、警視庁捜査二課は１１日、詐欺容疑で診療所経営者のマッサージ師の男（６３）と、診療所手伝いの女（５６）＝いずれも同市＝を再逮捕した。

　２人は容疑を認め、マッサージ師の男は「自分の理屈ではがんは治らないと思っていた」などと供述しているという。

　調べでは、２人はインターネットのホームページに「遠赤外線を活用した新しいがん治療法」などと宣伝。

　２００２年６月上旬、宣伝を見た会社経営者の男性＝当時（６８）、千葉県八千代市＝に「私を知ったあなたはラッキーだ。うちで治して治らないことはあり得ない」などと言って治療し、数回にわたり現金計約２９０万円をだまし取った疑い。男性は同年８月に肝臓がんで死亡している。

ZAKZAK 2005/10/11

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_10/t2005101161.html