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2005年10月08日(土) 00時00分

1285人の個人情報『盗難』 県立千葉高 東京新聞

 県立千葉高(千葉市中央区葛城一、大野敬三校長)は七日、大学受験の合否やテストの成績など、卒業生と在校生合わせて千二百八十五人分の個人情報が入ったノートパソコンが校内から盗まれたと発表した。情報が悪用された形跡はなく、千葉中央署が窃盗事件として調べている。 (林 容史)

 同校によると、今月一日の朝、登校した生徒が校舎三階にある一年生の八教室で、黒板や机などがスプレーで落書きされているのを見つけ、器物損壊などの容疑で同署に被害届を出した。三日朝には、出勤した教諭が、別の校舎の三階にある進路指導室からパソコン二台が盗まれているのに気付き、同署に届けた。盗まれたパソコンの一台に個人情報が入っていた。

 個人情報は▽二〇〇二年度−〇四年度の卒業生の大学の合否、在学中の成績、センター試験の成績▽〇一、〇四年度の卒業生二クラス分の住所、生年月日、成績▽一年生二クラス分の数学のテストの成績−など。

 パソコンにはパスワードが設定してあり、これまでのところ被害の連絡は受けていないという。

 県教委では、個人情報はパソコンのハードディスクに保存しない、帰宅時にはパソコンをかぎのかかるロッカーや引き出しなどに保管することなどを定めているが、いずれも守られていなかった。

 大野校長は「個人情報は厳重に管理するよう指示していたが、このような事故を起こしたことを重大なことと受け止めている。生徒、卒業生、保護者に大変ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と陳謝した。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20051008/lcl_____cba_____000.shtml