2005年10月08日(土) 10時12分
<悪徳リフォーム>サムニン弁護団が相談会、30人が参加(毎日新聞)
「サムニングループ被害対策弁護団」(東京、釜井英法団長)が7日、東京都消費生活総合センター(新宿区)で、初めての被害相談会を開いた。弁護団によると、この日訪れた被害者は首都圏1都3県の30人で、被害総額は約2億5300万円に上った。うち男性2人は約2500万円の被害を受けたという。
被害者の大半は60歳以上で、28人が複数の工事契約を結んでいた。認知症の親に代わり来訪した相談者もおり、高齢者に「次々契約」を繰り返すという手口が改めて浮き彫りとなった。
東京都豊島区の男性(62)宅には03年1月にグループの営業マンが訪問。「床下に湿気がこもり、シロアリに食われている」と言われたのをきっかけに4回、計600万円の工事を頼んだ。
男性は「営業マンの逮捕を新聞で知り、初めて被害に遭ったと分かった。金を取り戻せるか心配だ。サムニンと契約後、別の会社もセールスに来た。名簿が出回っているのではないか」と憤っていた。
弁護団の飯田修弁護士は「予想より被害額が大きい。相談内容を分析して、11月中には弁護団の方針を決めたい」と話している。【扇沢秀明】
(毎日新聞) - 10月8日10時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051008-00000027-mai-soci