2005年10月07日(金) 23時57分
PSPをターゲットにした"トロイの木馬"現る -感染すると再起動不能に(MYCOM PC WEB)
米Symantecは6日(米国時間)、ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」を標的とする破壊性プログラム(トロイの木馬)の詳細(
http://securityresponse.symantec.com/avcenter/venc/data/trojan.pspbrick.html )を明らかにした。同社の危険度評価によれば、感染力が「低」、ダメージが「高」、実際の被害状況が「低」。10月7日現在、PSPの開発元であるソニー・コンピュータエンタテインメントのWebサイトには、同プログラムの存在および感染後の対応に関する情報は掲載されていない。
「Trojan.PSPBrick」と命名されたトロイの木馬は、「EXPLOIT 2G PSP Team V1.RAR」という名称の書庫ファイルに混入され、感染するとPSPの再起動に必要なシステムファイルを削除する。さらに「Your 2.0[REMOVED]oot 」や「Thank you P[REMOVED]ch team」などとメッセージが表示されたあと、PSPが再起動不能な状態となる。
PSPには、メモリースティックやUSB、無線LAN(IEEE 802.11b)などの外部との通信経路が用意されている。ファームウェアがV2.0にバージョンアップされてからは、Webブラウザにより直接インターネットへのアクセスが可能になったほか、ゲームシェアリング機能を利用したソフトのダウンロードサービス「PlayStation Spot」が10月8日から提供開始となるため、ウイルスやトロイの木馬など迷惑プログラムに感染する機会の増加が懸念される。
(海上忍)
Symantec
http://www.symantec.com/
PSP情報サイト
http://www.playstation.jp/psp/
(MYCOM PC WEB) - 10月7日23時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051008-00000094-myc-sci