2005年10月07日(金) 21時40分
1100倍のヒ素検出 旭硝子、4年間公表せず(共同通信)
旭硝子(東京)は7日、兵庫県尼崎市にある所有地の地下水調査で、2001年8月に基準の1100倍に当たるヒ素を検出していたことを明らかにした。汚染の事実を尼崎市には報告したが、公表していなかった。
同社関西工場(尼崎市)は「汚染の拡散を防ぐため環境対策を実施してきた」としているが、今年9月末に別の地点の観測井から最大約200倍のヒ素を検出。
「隠すつもりはなかったが、所有地なので公表の必要はないと判断した。9月にこれほど高い数値が検出されると考えておらず驚いた。結果は重大で関係者には申し訳なく思う」と話している。これまで住民らの健康被害の報告はないという。
(共同通信) - 10月7日21時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051007-00000269-kyodo-soci