2005年10月07日(金) 13時11分
東海大名誉教授を書類送検 アガリクスの違法広告(共同通信)
書籍によるアガリクスの違法広告事件で、警視庁生活環境課は7日、健康食品をがんに効くと宣伝したとして、薬事法違反(承認前の医薬品の広告)の疑いで、書籍を監修した師岡孝次東海大名誉教授(75)と執筆した東京都葛飾区内のフリーライターの男(44)を書類送検した。
師岡名誉教授は慶応大工学部出身で、リハビリ療法で医学博士も取得。最近は、ワイドショーの健康コーナーやラジオ番組に出演していた。「金もうけのためではなく、健康食品が普及すればと思ってやった」と話していた。
調べでは、フリーライターは、2001年から昨年にかけて、史輝出版(東京都港区)が発行した「即効性アガリクスで末期ガン消滅!」など2冊を執筆。
健康食品販売会社ミサワ化学(新宿区)が販売した、未承認の医薬品とみなされる「即効性アガリクスS」を宣伝した疑い。架空のがん患者の体験談を書いていた。師岡名誉教授は2冊を監修した疑い。
(共同通信) - 10月7日13時11分更新
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