2005年10月07日(金) 11時57分
<アガリクス>書籍監修の東海大名誉教授らを書類送検(毎日新聞)
アガリクスを使った健康食品を「がんが消える」と本で宣伝した「史輝出版」(東京都港区)などの薬事法違反事件で、警視庁生活環境課は7日、書籍を監修した東京都あきる野市、師岡孝次東海大学名誉教授(75)と、架空の体験談を執筆した葛飾区のフリーライター(44)を同法違反容疑で書類送検した。いずれも容疑を認めているという。
調べでは、師岡教授は01〜04年に同社が発行した「即効性アガリクスで末期ガン消滅!」など2冊の本について監修をし、1冊20万円の報酬を得ていた。フリーライターは、商品使用者の体験談と称して、架空の効能を執筆した疑い。
師岡教授は「校正の段階で薬事法に違反することは分かっていたが、本はもうほとんど出来上がっているし、お互いの利益になるからいいと思った」などと供述。フリーライターは「出版社の求めで内容をエスカレートさせてしまった」と話しているという。【合田月美】
(毎日新聞) - 10月7日11時57分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051007-00000041-mai-soci