2005年10月06日(木) 03時05分
健康食品の不正販売、メシマコブでも「効能本」発行(読売新聞)
東京都港区の出版社「史輝出版」などが、キノコの一種のアガリクスから作られた健康食品の効能効果を書籍で広告して販売していた薬事法違反事件で、同社関連の出版社などが、キノコの一種のメシマコブで出来た別の健康食品についても、同様の不正な広告・販売をしていた疑いのあることが5日、警視庁生活環境課の調べでわかった。
メシマコブ製の商品について書籍を発行していたのは、史輝出版取締役の木村真木容疑者(49)が社長を務め、同社の社長(52)が実質的に経営していた世田谷区の「ライブ出版」。
同課によると、同社は2003年、メシマコブ製の商品について、「ガンが消えた」などと効能効果をうたった書籍を発行していた。
同書には、摘発されたアガリクス本と同様、「問い合わせ先」の電話番号が掲載されており、この番号に電話をかけると、同商品の販売会社(中央区)につながり、商品を注文できる仕組みになっていた。
監修者には山梨県の医師を起用しており、専門家などで書籍を権威づける点でもアガリクス本と類似していた。
(読売新聞) - 10月6日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051006-00000201-yom-soci