悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
史輝出版の社長(52)は病気療養中のため、同課は病状をみながら強制捜査を視野に責任を追及。書籍の監修者と執筆者については、同法違反容疑で書類送検する方針。
調べでは、木村容疑者ら史輝出版の五人は二〇〇一年十二月ごろから昨年六月ごろにかけ、未承認医薬品の「即効性アガリクスS」について書籍を発行。「ガン抑止率100%」などと効能・効果をうたい、販売元のミサワ化学の連絡先を記載して宣伝した疑い。
三沢容疑者は〇三年七月ごろから今年四月ごろにかけ、医薬品販売の許可を受けていないのに都内の無職女性ら十四人に、即効性アガリクスS計二百五箱を代金計約六百三十八万円で販売した疑い。
調べに対し、木村容疑者は「薬事法の認識がなかった」と供述。残る五人は容疑を認めているという。
史輝出版は「即効性アガリクスで末期ガン消滅!」「徹底検証!末期ガンに一番効くアガリクスは何か」とそれぞれ題した書籍を計約四万一千部発行。即効性アガリクスSについて、架空の患者の体験談を載せて「確実にガンを消滅させる究極のアガリクス出現」などと描写したうえで「問い合わせは、アガリクス研究センター」として販売元のミサワ化学の連絡先を掲載していた。
■メモ
<未承認医薬品の広告> 薬事法は未承認医薬品の名称や製造方法、効能などについて広告することを禁止。承認を受けた医薬品であっても、虚偽や誇大な記事を広告したり流布したりすることを禁じている。違反すると2年以下の懲役や200万円以下の罰金。健康増進法も、食品の広告をする際、健康の保持増進の効果などについて著しく事実と異なったり誤認させるような表示をしてはならないと定めている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051005/eve_____sya_____002.shtml