2005年10月05日(水) 21時27分
ネットで殺人依頼受け付け、自称探偵男を詐欺で再逮捕(読売新聞)
東京消防庁渋谷消防署救急隊の河口絵里子隊員(32)(暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕、5日に処分保留で釈放)がインターネットのサイトを通じ、不倫相手の妻の殺害を依頼した事件で、警視庁捜査1課は5日、自称探偵業の田部孝治容疑者(40)(同)を詐欺容疑で再逮捕した。
この事件では、サイト管理者の奥平明男容疑者(49)も詐欺容疑で逮捕されている。
調べによると、田部容疑者は2〜3月、殺害を依頼してきた河口隊員に対し、実際は殺害する意思はないのに、「(妻の旅行先の)沖縄に行って飲み物にクスリを入れる」などと殺害計画を示し、現金計300万円をだまし取った疑い。
田部容疑者は、実際に沖縄に行き、不倫相手とその妻の写真を撮影するなどした上で、河口隊員に「沖縄ではクスリを入れられなかった」と説明。殺害に使う予定だった毒物として、自分が病院で処方してもらった感染症や鼻炎用の医薬品を見せ、信用させていた。
田部容疑者は容疑を認めているという。
一方、東京地検八王子支部は5日、河口隊員、田部容疑者の暴力行為等処罰法違反容疑を処分保留とした理由について、「詐欺事件や(河口隊員と)不倫相手の関係など全体を解明しないと、起訴するかどうか決定できない」と説明した。
(読売新聞) - 10月5日21時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000213-yom-soci