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2005年10月05日(水) 03時04分

コンセントでネット接続、来秋にも実用化…総務省合意読売新聞

 電気コンセントにジャックを差し込むだけで高速インターネット通信ができる「高速電力線通信」が2006年秋にも実用化される見通しとなった。

 総務省の研究会が4日、アマチュア無線などに影響を与えないように、電線から漏れる電磁波の規制値を設けることで大筋合意したためだ。電力会社や電機メーカーが開発を競っており、新たなブロードバンド(高速大容量通信)の担い手として注目される。

 高速電力線通信は、家庭内の電力線に、電気とは別に周波数2〜30メガ・ヘルツの情報信号を流し、電話線と同じように使う。パソコンを専用のモデムを通じてコンセントにつなげば、毎秒数メガ・ビットから数百メガ・ビットの高速通信が可能となる。モデム内蔵のビデオデッキやエアコンが開発されれば、外出先から番組を録画予約したり、冷房のスイッチを入れたりもできる。

 ただ、電力線に高周波の信号を流すと電磁波が漏れ出し、同じ周波数帯の短波放送やアマチュア無線に雑音が入ることもあり、短波局などが強く反対していた。このため、研究会は、ほとんどの家庭での雑音が、現在パソコンなどから出ている電子雑音以下になるよう、総務省令で義務づけることにした。

 情報通信審議会(総務相の諮問機関)などの答申を経て、06年中にも最初のモデムが市場に出る見込みだ。高速電力線通信は米国など海外の一部で実用化しているが、明確な規制値が示されたのは今回が初めてで、国際標準になる可能性もある。
(読売新聞) - 10月5日3時4分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000201-yom-bus_all