2005年10月05日(水) 20時46分
架空の海外投資話、詐欺で社長再逮捕…20億超被害か(読売新聞)
東京都内の外資系保険会社の名前を勝手に使い、架空の投資話を持ちかけて現金をだまし取ったとして、静岡県警捜査2課と新居署は5日、横浜市都筑区あゆみが丘、会社社長藤田勝彦被告(43)(偽造私文書行使罪などで起訴)を詐欺容疑で再逮捕した。
藤田被告の銀行口座には、静岡県内のほか関東、関西などの約100人から入金されており、県警などは、同様の手口による被害額は20億円を超すとみて、余罪を追及している。
調べによると、藤田被告は2000年7月〜03年3月、静岡県新居町の衣料品店経営の女性(53)に、自分とは無関係の実在の保険会社名を挙げ、「この会社はフランスの有名なワイン農園に投資しており、4か月ごとに8%の利払いがある。元金も保証される」などと、うその投資話を持ちかけ、6回に分けて計3300万円を振り込ませ、だまし取った疑い。
藤田被告は容疑を認めており、だまし取った金は「会社の維持費や自宅、車の購入に充てた」と供述しているという。
藤田被告は、投資名目で集めた現金の利払いを静岡県湖西市の主婦らから求められ、支払いが遅れた説明資料として都内の投資顧問会社名義の文書を偽造して手渡したなどとして、偽造私文書行使罪などで起訴されていた。
(読売新聞) - 10月5日20時46分更新
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