2005年10月05日(水) 20時01分
健康食品会社から数億円=「手数料」、経費に上乗せ−出版時に覚書・史輝出版(時事通信)
アガリクス商品を書籍で違法に宣伝した出版社による薬事法違反事件で、役員らが逮捕された「史輝出版」(東京都港区)が、健康食品販売会社「ミサワ化学」(新宿区)から数億円を手数料として得ていたことが5日、警視庁生活環境課の調べで分かった。ミサワ化学が負担した出版費や宣伝費などの経費に上乗せしていた。同課は、両社が結託して、商品の売り上げ増を図っていたとみて調べている。
史輝出版の取締役木村真木容疑者(49)らは「即効性アガリクスで末期ガン消滅!」など2冊の本で、ミサワ化学が販売する未承認のアガリクス商品(1箱3万5千円)を宣伝したとして、逮捕された。
これまでの調べで、両社の間では、印刷代などの出版費や新聞広告費、書店への営業費などの経費をミサワ化学が負担するほか、史輝出版が手数料としてマージンを得るとの内容の覚書を交わしていた。
(時事通信) - 10月5日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051005-00000123-jij-soci