2005年10月04日(火) 19時47分
キヤノンの特許権訴訟、大合議部で審理へ…知財高裁(読売新聞)
プリンター用の使用済みインクタンクに、インクを詰め替えたリサイクル品を販売するのは特許権の侵害だとして、キヤノン(東京都大田区)がリサイクル品販売会社「リサイクル・アシスト」(豊島区)に販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審で、知財高裁は4日、裁判官5人による大合議部(篠原勝美裁判長)で審理することを決めた。
大合議部による審理は3件目。リサイクル品を巡る訴訟で社会的関心が高いことや、特許権がリサイクル品にどこまで及ぶかの判断を統一する必要があるため、大合議部に回付した。
問題となった特許は、キヤノンのインクタンクの製造方法などに関するもの。1審・東京地裁は、「この特許権の効力は、キヤノンが製品を販売した時点で消滅する」として請求を棄却し、キヤノンが控訴していた。
(読売新聞) - 10月4日19時47分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000211-yom-soci