2005年10月04日(火) 02時44分
JMネット株価つり上げ 資金、弁護士口座に 東京地検特捜部、関係先を家宅捜索(産経新聞)
通信会社「ジャパンメディアネットワーク」(JMネット、破産)による親会社の株価つり上げ事件で、JMネット元幹部の大場武生容疑者(46)=証券取引法違反容疑で指名手配=が暴力団関係者らから集めた親会社株の購入資金が、都内の弁護士(53)の口座に振り込まれていたことが分かった。東京地検特捜部は三日、証券取引等監視委員会と合同で、関係先として弁護士事務所など数カ所を同容疑で家宅捜索した。
関係者によると、大場容疑者はJMネットが計画した携帯電話定額制の事業を虚偽と知りながら、平成十四年十一月の発表を主導。親会社の東証二部上場の下水道工事会社「大盛工業」(葛飾区)の株価をつり上げた疑い。大盛工業株を取得するため、同容疑者は英領バージン諸島(タックスヘイブン=租税回避地)に本店所在地がある投資会社を利用。暴力団関係者らから資金を集め、投資会社の代理人だった弁護士の口座に振り込まれていた。
弁護士は特捜部などの聴取に、事件への関与を否定したという。
(産経新聞) - 10月4日2時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051004-00000023-san-soci