2005年10月03日(月) 11時01分
弁護士事務所を捜索＝携帯かけ放題で株価つり上げ−証取法違反の関係先・東京地検（時事通信）
東京都港区の通信会社「ジャパンメディアネットワーク」（JMネット、破産）が「携帯電話かけ放題」をうたい文句に虚偽の新事業を公表した事件で、東京地検特捜部は3日、証券取引等監視委員会と合同で、証券取引法違反（風説の流布）容疑で指名手配した同社元幹部の金融ブローカー大場武生容疑者（46）の関係先として、都内の弁護士事務所を家宅捜索した。
大場容疑者は行方不明となっているが、特捜部は証拠収集の必要があると判断した。
調べなどによると、JMネットは2002年11月、専用アダプターを付けると携帯電話を月決めの定額料金で利用できるという触れ込みで、実際には実現見込みがない新サービスを始めると発表した。
JMネットは公表から約2週間後、東証2部上場の下水道工事会社「大盛工業」（葛飾区）の子会社となったが、同時に大盛工業の株価は急騰。30円台だったのが、子会社化した2カ月後には110円と4倍弱に値上がりした。
（時事通信） - 10月3日11時1分更新
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