2005年10月03日(月) 06時22分
ＪＭネット関係先を捜索へ 証取法違反で近く特捜部（共同通信）
東京の通信会社「ジャパンメディアネットワーク」（ＪＭネット、破産）が、実現見込みのない計画を公表し、親会社の株価をつり上げた疑いが強まり、東京地検特捜部は近く、証券取引法違反（風説の流布）容疑で、既に逮捕状を取ったＪＭネット元幹部大場武生容疑者（４６）の関係先を家宅捜索する方針を固めたもようだ。
行方が分からない大場容疑者の居所を捜し、容疑を裏付けるのが狙い。同容疑者は親会社の株売却で約３０億円の利益を上げたとみられ、特捜部は証券取引等監視委員会と合同で捜査を進めている。
関係者の話などによると、大場容疑者がＪＭネットを実質経営するゼネラルマネジャーに就任直後の２００２年１１月、同社は「アダプターを付ければ、月額４５００円で携帯電話がかけ放題」とのサービスを翌年４月から始めると公表した。
同社を子会社化した東証２部上場の土木建設会社「大盛工業」（東京）の株価は公表後、４０円（０２年１１月最高値）から１１０円（０３年１月同値）に急騰した。
（共同通信） - 10月3日6時22分更新
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