2005年10月01日(土) 06時04分
株価つり上げ、利益40億円=通信会社、風説流布容疑−監視委(時事通信)
東京都港区の通信会社(破産)が2002年、虚偽の新事業を公表して東証2部上場の下水道工事会社「大盛工業」(葛飾区)の株価をつり上げ、この通信会社幹部だった金融ブローカー(46)が30億〜40億円の利益を得ていた疑いのあることが30日、関係者の話で分かった。
ブローカーは行方不明になっているが、証券取引等監視委員会は証券取引法違反(風説の流布)の疑いで、東京地検特捜部への告発に向け、詰めの調査を進めている。
通信会社は「ジャパンメディアネットワーク」(JMネット)。同社は02年11月14日、専用のアダプターを携帯電話に取り付ければIP(インターネット・プロトコル)電話として使え、月決めの定額料金で利用できる新サービスを始めると発表した。
大盛工業は同月末、JMネットを子会社とし、30円台だった株価は2カ月後、110円に高騰した。
(時事通信) - 10月1日6時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000233-jij-soci