2005年10月01日(土) 21時25分
石綿吸い死亡と労災申請へ 沖縄、元基地従業員の遺族（共同通信）
沖縄の米軍基地で勤務し、２００１年に肺がんで死亡した男性＝当時（６５）＝の遺族が１日、男性の死亡はアスベスト（石綿）との関連の疑いが強いとして労災申請することを決めた。
遺族によると、男性は１９５０年代から米軍基地で勤務。１９８２年から米軍牧港補給地区（沖縄県浦添市）でボイラー補修の作業をし、大量の石綿を吸ったという。
遺族が同日、那覇市で開かれた全国労働安全衛生センターの相談会に参加し、アスベストとの関連が強いことが明らかになった。男性の肺のＣＴスキャン画像を見た中皮腫・じん肺・アスベストセンター代表の名取雄司医師は「石綿による典型的な異常である胸膜肥厚斑が認められた」と指摘した。
（共同通信） - 10月1日21時25分更新
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