2005年09月30日(金) 02時40分

セブン−イレブン　安売り“収束宣言”　値下げ品目拡大せず（産経新聞）

　コンビニエンスストア最大手のセブン−イレブン・ジャパンが一部の五百ミリリットル入りペットボトル飲料を常時値下げした問題で、同社の伊藤勝広専務は二十九日、現在の七品目以外に値下げ対象を拡大しない方針を明らかにした。理由について伊藤専務は「値下げを始めてから反響の大きさに驚いている。これ以上、市場を混乱させるのは本意ではない」と説明した。
　セブン−イレブンは今月三日、コカ・コーラグループの「コカ・コーラ」、キリンビバレッジの「午後の紅茶ストレートティー」、伊藤園の「おーいお茶」など売れ筋七品目の販売価格を百四十七円から二十二円（１５％）引き下げ、常時百二十五円で販売開始。販売価格を実勢価格に近づけて、割高感を解消するのが狙いだった。
　同社によると、七品目の売り上げは値下げ前に比べて二ケタ伸びた。
　業界内には、ミニストップが同じ三日に飲料五品目を常時値下げするなど、追随の動きもあったが、ローソンやファミリーマートなどの他の大手は、セブン−イレブンとは一線を画す方針を示していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050930-00000014-san-bus_all