2005年09月29日(木) 19時20分
石綿被害救済で基金創設へ 政府、新法骨格を公表(共同通信)
政府は29日、アスベスト(石綿)の健康被害対策で3回目の閣僚会合を開き、労災補償の対象とならない住民や従業員の家族ら被害者を救済するため、基金の創設や事業者の費用負担などを検討する新規特別立法の骨格を明らかにした。今後、詳細を詰め、来年の通常国会に提出する。
また、過去の行政対応が不十分だった点を認め、有害物質に関する関係省庁連絡会議を設置することも決めた。
骨格によると、地域の制限は設けず、労災以外の石綿が原因の中皮腫、肺がん患者とその遺族を救済対象とし「漏れのない救済」を目指す。
患者には医療費自己負担分のほか、月々の療養手当、遺族には一時金と葬祭料を給付する。
(共同通信) - 9月29日19時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050929-00000200-kyodo-soci