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2005年09月28日(水) 19時08分

<大阪>「悪質リフォーム」業者を提訴朝日放送

「このままでは大変なことになる」とうその説明を受け、不要なリフォーム工事をさせられたとして、大阪の女性が、業者らに300万円の賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、大阪府高石市に住む74歳の女性です。訴えによりますと去年6月、以前に自宅屋根の改修をした業者が、「点検」と称して訪ねてきました。業者は縁の下に入り、「柱が腐っている。このままでは大変なことになる」と、女性に355万円のリフォーム契約を結ばせました。「腐食したら大事になりますよと言われ、わたしら、へーということで(リフォームを依頼した)」と原告の女性は、当時の様子を話します。

さらに業者は、台所346万、トイレ147万など次々強引に契約を結ばせ、女性は1ヵ月間に1000万円あまりのローンを組むことになりました。原告の女性は「『もう払えません』と言っても(業者は)『絶対大丈夫です』『できます、お得意さまですし』(と言っていた)」と話しています。

女性の収入は、年金などが月々およそ20万、うち15万円をローンの返済に充てることになりました。その後、一級建築士に鑑定してもらったところ、床下の柱は最初から腐っていなかったことがわかりました。それどころか、工事によって棚の扉が開かなくなったり、床が傾いたりするなどの不具合さえ生じたということです。女性と同居している娘は「本当に信用してたんですよ。本当に裏切られたんかなーと。あの人はそんな方だったのか・・・」と業者について話しています。

女性はリフォーム業者に加えて、信販会社についても、「ずさんな審査で、ローン契約を結ばせた」として、すでに支払った分などに両社合わせておよそ300万円の賠償を求めています。原告側の弁護士は「(業者は)上場会社ですけれども、手口は最近のリフォーム被害、「点検商法」と言われるものと全く手口が同じなので、これはやっぱり放置できない」としています。
(朝日放送) - 9月28日19時8分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050928-00000007-abc-l27