2005年09月26日(月) 12時13分
<海自大麻事件>隊員らネットで民間人らに販売か 神奈川(毎日新聞)
海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)の隊員らによる大麻事件で、既に逮捕・起訴されている隊員らがインターネットなどを使い、民間人や元自衛官らに複数のルートで大麻を販売していた可能性のあることが分かった。また、新たに隊員2人が大麻取締法違反の罪で起訴されていたことも判明。同基地関連の逮捕者は6人に上る。
新たに起訴されたのは、ともに海士長で▽潜水艦「わかしお」乗組員、成田達也(22)▽同「うずしお」乗組員、坂口貴弘(22)——の両被告。
坂口被告は「携帯電話を使い、大麻を売ったことがある」と供述しており、送付に使われた伝票も関係先から押収されているという。また、最初に摘発された市村宣人2等海曹(34)、前田大海士長(29)=同罪で既に起訴=が、それぞれ携帯電話のメールを利用して販売した疑いや、自ら栽培した大麻草を元自衛官らに譲り渡していた疑いも浮上。県警は民間人へのルートも視野に捜査を進めている。
起訴状などによると、成田被告は先月23日、横須賀市内のアパートで大麻草約31グラムを所持していた。また、坂口被告は3月15日、同市内の歩道で成田被告に大麻草約50グラムを8000円で譲り渡した。坂口被告は北海道に住む実弟(20)=同法違反容疑(譲渡)で既に逮捕=に北海道の原野に自生する大麻草を送らせていたとみられる。【網谷利一郎、渡辺創、鈴木一生】
(毎日新聞) - 9月26日12時13分更新
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