2005年09月23日(金) 03時05分
リコール隠しで経営難・廃業、販売店が三菱自を提訴(読売新聞)
三菱自動車(東京都港区)によるリコール隠し問題を巡り、販売台数が激減して販売店の閉鎖を余儀なくされたとして、特約販売会社「大宮三菱自動車販売」(さいたま市)が三菱自動車に約3億4800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが分かった。
同社によると、この問題で販売会社からの提訴は初めて。22日の第1回口頭弁論で、三菱自動車側は請求棄却を求めた。
提訴は8月23日付。訴状などによると、大宮三菱自動車販売は、リコール隠しの発覚後に売り上げが激減。販売台数は2003年度の337台から、04年4月からの4か月でわずか33台と大幅に落ち込み、経営が行き詰まったため、04年7月に廃業した。「問題がなければ、会社を存続することが出来た」などと主張している。
三菱自動車によると、一連の不祥事の影響で、同社の国内販売台数は03年度の約35万8200台から04年度は約22万6700台に減少。特約販売店の閉鎖も相次ぎ、03年度末の929店舗から860店舗(今月)に減少している。
三菱自動車広報・IR部の話「司法手続きにのっとり、粛々と対応する」
(読売新聞) - 9月23日3時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050923-00000101-yom-soci&kz=soci