2005年09月23日(金) 12時14分
<強盗犯>罰金支払いに困り、ネットで「闇の職安」に求職(毎日新聞)
山梨県南アルプス市六科のパチンコ店で7月、店員の男性をバールで殴り、現金約18万円を奪って逃走したとして、強盗傷害罪で起訴された神奈川県秦野町曽屋、無職、萩島鉄男被告(24)が、罰金10万円の支払いに困り、インターネットのサイト「闇の職業安定所」に書き込み、強盗を請け負っていたことが22日、甲府地裁(川島利夫裁判長)で開かれた初公判で明らかになった。
冒頭陳述によると、萩島被告は盗難被害品を質屋に入れたとして今年4月、横浜地裁小田原支部から盗品等処分あっせん罪で懲役1年執行猶予3年(保護観察付き、罰金10万円)の有罪判決を受け釈放された。しかし、仕事が長続きしない上、わずかな収入もパチンコで使い果たし罰金を支払えず、横浜地検小田原支部から支払いの催促を受けた。刑務所に入りたくない一心で、インターネットのサイト「闇の職業安定所」に「何でもやります」と書き込んだところ、電話で連絡があり強盗に及んだ。
論告で検察側は「動機に酌量の余地はない」として懲役6年を求刑した。判決は11月17日に言い渡される。【宇都宮裕一】
(毎日新聞) - 9月23日12時14分更新
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