2005年09月23日(金) 09時11分
ヤミ金融の督促苦に自殺 大阪・貝塚の無職男性(共同通信)
大阪府貝塚市で17日、車の中で同市の無職男性(65)が自殺しているのが見つかり、車内から「ヤミ金融の督促が激しく、弁護士や警察でもどうにもならない」という内容の遺書が見つかっていたことが23日、貝塚署の調べで分かった。
男性は9月に入って同署に3回相談し、同署は「男性には『相手にしないように』などと答えた。対応はちゃんとした」としており、出資法違反などの容疑で捜査を進めている。
調べでは、17日午前8時20分ごろ、貝塚市木積の路上に止めた乗用車の後部座席で、男性が手すりにロープをかけ、首をつって死亡しているのを通行人が発見。車内には家族や警察などにあてた遺書が4通あった。
男性は妻と二人暮らし。昨年6月「金に困っていると聞いた」と関東弁の男の声で電話があり、自宅に現金2万円が一方的に郵送されてきた。その後、頻繁に「毎月1万5000円払え」などと督促の電話が自宅や近所にかかるようになったという。
(共同通信) - 9月23日9時11分更新
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