2005年09月22日(木) 00時07分
「ホスピタルダイエット」新たに1人入院(読売新聞)
「ホスピタルダイエット」などの名称でダイエット薬として販売されている錠剤などを服用した人が相次いで健康被害を訴えている問題で、東京都内の女性が体調不良を訴えて入院していたことが21日、厚生労働省などの調べで分かった。
このダイエット薬をめぐっては、今年6月に神奈川県内で女性1人が死亡していたことが明らかになったばかり。一部からは向精神薬の成分も検出されており、厚労省は健康被害の拡大を警戒している。
新たに健康被害が判明したのは、東京都目黒区の10歳代の女性。携帯電話のサイトで購入し、今月上旬に服用、動悸(どうき)や胸の痛みを訴えて入院した。
インターネット上で「ホスピ」「ドクターダイエット」などの名称で販売されており、一度に5〜8種類の錠剤やカプセルを組み合わせて服用。タイ・バンコクにある病院名の一部「ヤンヒー」が使われているものもあり、タイ製とみられる。向精神薬の成分には、肝機能障害やめまい、頭痛などの副作用があり、検出された成分には、ほかに吐き気などを引き起こすものもあったという。
一昨年以降、香川、兵庫、広島、神奈川で健康被害が報告されており、このうち神奈川の20歳代女性が死亡したほか、肝機能障害など重い症状が出たケースもあった。
(読売新聞) - 9月22日0時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050921-00000514-yom-soci