2005年09月22日(木) 06時03分
歯科医師狙い資金詐取 融資話で被害10億か(共同通信)
東京や埼玉、千葉など首都圏の歯科医師が、開業に伴う融資制度や助成金制度の利用を持ち掛けられ、保証金などの名目で資金をだまし取られる事件が昨年5月ごろから相次いでいることが21日、分かった。
被害者は30人以上で被害総額は10億円を超える可能性がある。警視庁捜査2課は詐欺容疑で捜査。東京都新宿区の経営コンサルタント会社の男性役員(38)が一連の事件に関与した疑いが強いとみて立件に向け詰めの捜査を進めている。
関係者によると、役員は2月ごろ「ファイナンシャル・プランナーの資格がある」などと言い、開業準備をしていた千葉県内の歯科医師に、信用保証協会の融資制度を利用するよう勧誘。「自己資金があることを示した方が審査は有利。『見せ金』を預かる」と説明し、取引先とする会社名義の口座に現金約1000万円を振り込ませた。
その後、この取引先会社には営業実態がないことが判明。3月以降、役員と連絡が取れなくなった。
(共同通信) - 9月22日6時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000007-kyodo-soci