悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年09月22日(木) 17時22分

携帯ウイルス:パソコンも二次感染する新種WIRED

 フィンランドのエフ・セキュア社は21日(現地時間)、携帯電話を狙うウイルスで、パソコンにも被害が及ぶ新種に http://www.f-secure.com/weblog/ 警戒を呼びかけた。携帯の各種のソフトが動かなくなるうえ、メモリーカード経由でパソコンに別のウイルスを植え付けるという。『シンビアンOS』搭載機種が標的で、『Cardtrap.A』と名付けた。

 このウイルスは、携帯向けのソフトを装っており、ファイル名は「Black_Symbian v0.10.sis」。インストールしてしまうと、携帯本体が感染するだけでなく、メモリーカードにパソコン向けのウイルス「Padobot.Z」と「Rays」を忍び込ませる。駆除作業のために、このメモリーカードをパソコンで使用すると、二重被害を受ける恐れがある。

 特にPadobot.Zは、パソコンでメモリーカードを読み込んだ途端に活動を始める細工を施していた。ウィンドウズ2000、XP(SP2)搭載機では、犯人の狙い通りに動かなかったが、一部のメモリーカード・ドライバーが使用されている場合は自動的に動き出す可能性もあるという。

 Raysは、「SYSTEM」というフォルダを装っていて、クリックを誘う。電子メールで広がる一般的なワーム型ウイルスだ。一方、Padobot.Zは、一部の金融機関のウェブサイトに接続すると、パスワードを盗む。

 携帯ウイルス自体は、社会に深刻な被害をもたらす例は今のところ発生していないが、パソコン・ウイルスの新たな感染ルートとして警戒する必要が出てきた。



WIRED NEWSのメール購読申込みは http://hotwired.goo.ne.jp/reception/index.html こちらへ


(WIRED) - 9月22日17時22分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050922-00000007-wir-sci