2005年09月20日(火) 22時21分
石綿含有恐れの自転車 企業名を公表、厚労省(共同通信)
厚生労働省と経済産業省がアスベスト(石綿)製品が使われた疑いのある自転車について調査した結果、16日現在で30社が輸入、販売していたことが20日、分かった。
このうち28社の計約22万台は昨年10月、労働安全衛生法で規制された以降も販売を続けていた可能性が高く、企業名を公表した。28社は自転車の回収や交換をするという。
調査は社団法人自転車協会など業界3団体を通じて企業337社に協力依頼。16日時点で163社から回答があった。ほとんどが中国からの輸入や製造委託で、幼児や子供用の自転車も多かった。
労働安全衛生法は石綿が重量の1%を超える製品の製造、輸入などを禁止しているが、自転車では、摩擦でブレーキをかけるブレーキライニングなどに石綿が使われていることが多い。
約22万台は石綿の含有量について分析中の製品も含まれており、厚労省などはすべてが法律違反かどうかは分からないとしている。今後も業界団体や企業からの報告を受けて追加公表する。
(共同通信) - 9月20日22時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000238-kyodo-soci