2005年09月20日(火) 23時00分
輸入禁止に28社が違反の疑い=石綿使用の自転車、厚労省調査(時事通信)
厚生労働省と経済産業省は20日、ブレーキ部品にアスベスト(石綿)を使った自転車や三輪車が、少なくとも30社から61万台輸入・販売されていたと発表した。このうち28社22万台は、労働安全衛生法で石綿製品の製造や輸入が禁止された昨年10月以降に販売されていた。
厚労省は28社について「労働基準監督署を通じて事実関係を調査した上で、適切な対応を取る」としている。
ブリヂストン子会社が輸入した自転車のブレーキ部品に石綿が使われていた問題を受け、両省が社団法人自転車協会などの業界団体を通じて調査を開始。16日までに対象337社中163社から回答があった。
30社がブレーキ部品に石綿を使った幼児向け自転車などを輸入しており、うち28社に昨年10月以降の輸入実績があった。
自転車協会は、構造上石綿が飛び散る恐れは少ないが、輸入禁止後の販売分については代替品との交換を行うとしている。同協会の連絡先は03(3585)5545。石綿使用製品のリストと問い合わせ先は、両省のホームページにも掲載されている。
(時事通信) - 9月20日23時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000129-jij-soci