2005年09月20日(火) 12時46分
中国で帰国希望の残留邦人、同名人物が帰国済み(読売新聞)
尾辻厚生労働相は20日の閣議後会見で、中国残留邦人としての帰国を希望している陝西(せんせい)省在住の女性が、同姓同名の人物がすでに帰国扱いとなっているため、帰国できなくなっている可能性があることを明らかにし、「本人かどうかの確認を急いでいる。確認されれば、帰国に向けた手続きを急ぎたい」と述べた。
帰国を希望しているのは、福岡県出身の水崎秀子さんを名乗る女性。厚労省の記録では、水崎さんは太平洋戦争中に中国に移住し、終戦当時に13歳以上だった残留邦人の1人として、その後、帰国したことになっている。
一方、女性は2002年12月、北京の日本大使館を通じて帰国の希望を伝えたところ、同姓同名の人物がすでに帰国扱いとなっていた。尾辻厚労相は、「帰国済みとなっている人物も含め、調査する」と述べた。
(読売新聞) - 9月20日12時46分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050920-00000205-yom-soci