2005年09月18日(日) 21時05分

京で被害者の会設立　ＧＰＪ破産　警視庁に告訴へ（京都新聞）

　多額の負債を抱え、破産手続き開始決定を受けた資産運用コンサルタント会社「ジェスチオン・プリベ・ジャポン（ＧＰＪ）」（東京都千代田区）をめぐり、「投資金をだまし取られた」とする顧客たちが１８日、京都市下京区で被害者の会を設立した。今後、弁護士と調整して警視庁に告訴する方針。
　関係者によると、ＧＰＪは全国約１７００人から計３６０億円を集めたとされるが、実際に資産を運用した形跡は確認できないという。警視庁にはこれまで１００件を超える被害相談が寄せられている。ＧＰＪの社長(42)は行方不明で、投資金をだまし取った可能性もあるとみて詐欺容疑などで捜査している。
　会合には、京都府を中心に関東や関西地方から顧客約４０人が参加。各自が、被害金額を明示した嘆願書を管財人に提出する方針などを決めた。代表の中西勝司さん(62)＝東山区＝は「真相究明に力を合わせたい」と呼び掛けた。北区の男性(72)は２年前から計３０００万円投資したが、利益も含めて２０００万円しか受け取っていない。「名目上は、どんどん金額が増えていたので信用してしまった」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050918-00000030-kyt-l26