2005年09月17日(土) 16時36分

悪質リフォーム：特定商取引法違反容疑、業者摘発−−県内で初　／富山（毎日新聞）

　富山県警生活環境課と富山北、上市両署は１６日までに、屋根瓦補修の名目で訪問先の客に威圧的な態度を取り工事契約を結んだとして、富山市田中町、住宅リフォーム会社経営、日當政信（３４）▽同市新庄町、同社従業員、遠藤伸次（３１）▽岐阜県高山市丹生川町、元同社従業員、稲葉務（５８）——の３容疑者を、特定商取引法違反容疑で逮捕した。いわゆる「悪質リフォーム業者」の同法違反容疑での摘発は、富山県内初という。
　調べでは、日當容疑者は「有限会社北陸住宅リフォーム」の経営者を名乗り、今年４月中旬、稲葉容疑者と同県高岡市内の民家を訪れ、無料点検との口実で屋根を点検後、家人の男性（６８）を威圧し、１５万円分の補修工事を契約させた疑い。遠藤容疑者は同６月中旬、同県上市町の民家を訪れ、同様の手口で家人の女性（５６）に２０万円分の工事契約をさせた疑い。
　日當容疑者らは契約の際、法で定められた書面の交付なども行わず、実際に行った工事は、屋根のすき間に接着剤を埋めるだけのずさんなものだったという。県警では、他にも十数件の被害（計約数百万円）があるとみて捜査している。【柳沢和寿】

９月１７日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050917-00000254-mailo-l16