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ホワイトバンドは白一色のシリコーン製バンド。
レギュラーサイズ(内径六十三ミリ)スモールサイズ(同五十八ミリ)キッズサイズ(同五十ミリ)の三種類がある。シンプルさと有名人が腕に着けた姿が「格好いい」と若者にうけ、総選挙でも腕に着けた候補者が見られた。運動を呼び掛ける「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン」事務局によると、七月から八月までに、全国で約二百万個が販売された。
大手検索サイトのオークションページでは「現在、店頭での在庫も品薄で入手困難みたいです」「売り切れ続出でなかなか手に入らない貴重なお品です」などの誘い文句とともに毎日数百件の出品がある。価格は二倍の六百円前後。最近、新たに売り出された一回り小さなものはさらに人気で、千−二千円に跳ね上がっている。三千円で売られたケースもあったという。
オークション利用者の中には、高額でも「三割が活動資金になる」と勘違いをしている人も多い。六百円で購入した男子大学生(28)は「貧困撲滅にと買ったのに、(三百円との差額が)個人のもうけになるなんておかしい」と残念がる。
同事務局は「運動を広めたい人には、百個単位で販売している。中には高値で転売する人がいるのかもしれない。どんな人か審査すべきだった」としている。
事務局によると、ホワイトバンドは昨秋に欧州で始まり、米国の俳優ブラッド・ピットさんら著名人が賛同するなどして欧米で広まった。日本でも中田さんのほか、タレントの藤原紀香さん、水泳の北島康介さんら著名人が賛同者として名前を連ねている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050916/eve_____sya_____004.shtml