2005年09月16日(金) 00時00分
信金支店長装い詐欺行為 枚方に横行(朝日新聞・)
枚方信用金庫(本店・枚方市)の職員を装って口座開設を持ちかけ、現金をだまし取ろうとする事件が9月に入って枚方市内で相次いでいる。「支店長」を名乗るスーツ姿の男が「キャンペーン」と称して、戸建ての住宅を訪問し、7日には5万円をだまし取られる実害も出た。枚方署は同一人物による犯行とみて詐欺・詐欺未遂容疑で捜査。同信金は10万枚のビラを用意し、注意を呼びかけている。
同信金によると、5〜7日に計5件発生し、いずれも60代以上の女性が狙われた。男は身長160センチ前後。グレーのスーツにネクタイを締め、メガネをかけている。信用させようと、枚方信用金庫と記した封筒や偽物のバッジをちらつかせたという。
5日に起きた同市宮之阪の女性宅では、「50周年キャンペーン中」として1口10万円の口座開設を依頼。「来年、定年だが支店長自ら営業している」「2口申し込めば抽選で特典がつく」と言葉巧みに持ちかけ、女性が名刺を要求すると、「契約した人だけに渡している」と答えた。不審に思った女性は口座開設を断ったという。7日に起きた同市山之上の女性宅では、「契約があと7件足りない」と懇願。女性が5万円を渡して口座開設を申し込むと、「あとで通帳を届けに来ます」と告げて立ち去ったという。
北河内7市を営業エリアとする同信金は今年、創業55周年で実際に定期預金の金利優遇キャンペーンを実施中。業務部の担当者は「営業の職員は必ず名刺を渡し、現金を預かる際は受取書を発行する。不審に思ったら速やかに警察へ通報を」と呼びかけている。
(9/16)
http://mytown.asahi.com/osaka/news02.asp?kiji=1476
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