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調べでは、両容疑者は昨年一−三月「遠赤外線を体に当て、リンパ球の一部をキラー細胞に変える。がんを完全に治せるのは世界でもうちだけ」とうそを言い、治療費として四回にわたり、仙台市の女性=当時(46)、昨年五月に死亡=から計二百九十万円をだまし取った疑い。
女性は、秋元容疑者を告訴したが、がんが肝臓に転移し死亡。調べに対し、同容疑者は「途中から治療に来なくなったため、治らなかった」と否認しているという。
同課などは、両容疑者は二〇〇二年六月以降、関東地方や大阪府の五十−七十代男女七人から計約千六百万円をだまし取ったとみている。女性を含む五人からの告訴状を受理しており、うち四人は死亡している。
女性は婚約後の健康診断で乳がんが見つかったため、乳房を温存しての治療法を探し、ホームページで秋元容疑者らの診療所を見つけた。三カ月で十回通ったほか、診療所に宿泊したこともあり、その間、秋元容疑者に言われて抗がん剤の投与を中止していた。
同容疑者に「本当に治りますか」と聞くと「おれの知ったことではない」と語気を荒らげたという。
同課は、遠赤外線治療でがんが治ることは科学的にあり得ず、逆に血行が良くなって転移しやすいとみている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050915/eve_____sya_____005.shtml