2005年09月15日(木) 12時35分

＜強盗団＞ネットで仲間募る、２被告に実刑判決　名古屋地裁（毎日新聞）

　インターネットを通じて強盗仲間を募り、愛知や三重、静岡の３県の民家に押し入り、現金を奪ったなどとして、強盗致傷や窃盗などの罪に問われた愛知県美浜町河和台３、会社員、宇野栄一被告（４０）と横浜市旭区万騎が原、飲食店経営、高野英之（３５）被告の判決公判が１５日、名古屋地裁であった。伊東一広裁判長は「組織性が強く、態様も巧妙かつ悪質」として、宇野被告に懲役１８年（求刑・２０年）、高野被告に同１２年（同・１５年）を言い渡した。
　判決によると、両被告は、茨城県常陸太田市内田町、会社員、橋本正博被告（４２）＝１審・懲役１４年、控訴中＝らと共謀し、昨年１月１３日午前９時半ごろ、愛知県春日井市の民家に宅配業者を装って侵入。応対に出た女性の口や両足に粘着テープを巻くなどしたうえ、現金約４１２万円を奪った。両被告はこのほか７件の強盗を繰り返し、現金計約５１８万円を奪ったほか、宇野被告は別に名古屋市内で約４００万円を盗むなどした。
　宇野被告がインターネットのサイト「闇の職業安定所」を開設し、共犯者を募った。宇野被告が強盗の方法などを指示、高野被告がレンタカーの手配や他の仲間への連絡などをしていた。【月足寛樹】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000052-mai-soci