2005年09月15日(木) 13時07分

ネットで強盗仲間結成、２被告に懲役１２—１８年判決（読売新聞）

　インターネットで仲間を募り、宅配業者などを装った強盗を繰り返したとして、強盗致傷罪などに問われた愛知県美浜町、会社員宇野栄一（４０）、横浜市旭区、飲食店経営高野英之（３５）両被告に対する判決が１５日、名古屋地裁であった。

　伊東一広裁判長は、「面識もない共犯者と組織的、職業的に犯行を重ねており、悪質だ」として、宇野被告に懲役１８年（求刑・懲役２０年）、高野被告に懲役１２年（求刑・同１５年）を言い渡した。

　判決によると、２人は昨年１月１３日、愛知県春日井市の民家に宅配業者を装って押し入り、女性を粘着テープで縛って約４１０万円を奪うなど、２００３年１２月から昨年２月にかけて東海地方を中心に計８件の犯行を重ね、現金約４４５万円やキャッシュカードなどを奪っていた。また、宇野被告は０３年１２月４日、別の仲間と、名古屋市港区の民家で女性を縛って約１万３０００円や乗用車（３００万円相当）を奪い、約３９５万円を口座から引き出した。

　宇野被告は、インターネットのサイト「闇の職業安定所」に「高額報酬の仕事あります。口の堅い方」などと書き込んで仲間を募って犯行を重ねていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050915-00000405-yom-soci