2005年09月15日(木) 17時55分
遠藤被告の控訴審始まる サリン製造の元教団幹部（共同通信）
オウム真理教で化学兵器開発の中心的存在とされ、地下鉄サリン事件のサリン製造役や松本サリン事件の実行役などとして殺人罪などに問われ、１審東京地裁で死刑を言い渡された元教団幹部、遠藤誠一被告（４５）の控訴審初公判が１５日、東京高裁（田尾健二郎裁判長）で開かれた。
控訴した弁護側は「被告は、実行行為そのものには関与していない」と主張、「首謀者や実行者が重い責任を負うのは当然だが、武器を作っただけで極刑とは重すぎる」として量刑の見直しを求めた。
１審判決によると、遠藤被告は松本智津夫被告（５０）＝教祖名麻原彰晃、１審死刑、控訴＝らと共謀、１９９４年６月２７日、長野県松本市でサリンを噴霧、７人を殺害、４人を重症にしたほか、９５年３月２０日、東京の地下鉄車内でサリンを散布、１２人を殺害、１４人を重症にするなどした。
（共同通信） - 9月15日17時55分更新
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