2005年09月15日(木) 21時49分
山梨県警警部を書類送検 女性の調書でっち上げ(共同通信)
甲府署の警部(56)が日本語の分からないペルー人女性(34)を占有離脱物横領容疑で聴取した際、白紙の供述調書に署名させ微罪処分手続きをしていた問題で、山梨県警は15日、虚偽有印公文書作成容疑で警部を書類送検した。
中崎和博県警警務部長は「不適切な書類作成を行ったことは誠に遺憾」としている。
県警は女性についても、預かった自転車をまた貸ししたとして、委託物横領容疑で甲府区検に書類送検した。女性は容疑を否認している。
県警の調べなどによると、甲府駅前交番の警部補らが3月中旬、女性から自転車を借りていためいを職務質問。盗難自転車と分かり、警部らが女性を聴取した。
女性は「知人から使用許可を得て預かっていた」と主張したが、警部らは勝手に女性の上申書を作成。「後で供述調書に書き写す」と言って署名を要求し、女性は理解できないまま上申書と白紙の調書に署名した。
(共同通信) - 9月15日21時49分更新
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